ご無沙汰しております。
沼津高専 機械工学科2019年度卒業の外園です。在学中は大変お世話になりました。卒業研究で倒立振子を設計・製作していた日々は今で記憶に残っています。学生生活も残り1年を切り、大学生活や就職先等についてお伝えしたく近況報告のメールをいたしました。現在は千葉大学 大学院 修士2年として修士研究に取り組んでいます。

## 大学・大学院生活について ##
 高専卒業後は千葉大学 工学部 総合工学科 デザインコースに編入しました。機械工学からデザインに専攻を変えたため、スケッチや模型製作などの新たに学ぶことも多々ありましたが、プログラミング・製図・電子回路設計などの知識が授業や卒業研究で非常に役立ちました。デザインの授業では、自身のアイデアを試作することが求められることがあり、実習や演習、卒研などで手を動かした経験を活かせる場面が何度もありました。高専の卒業研究の際に、研究テーマとは別で行ったPSoCマイコンを使ったシーケンス制御学習用教材の製作も、結果的に何度も役立ちました。また、レポートやスライド資料の作成・学会発表などの場面では、実習や実験でのレポート作成の経験、技術表現演習の授業で学んだことを活かせていると感じています。

## 就職活動・内定先について ##
 株式会社ウェザーニューズという民間気象情報会社に内定しており、来年度就職予定です。技術系総合職としての採用です。配属部署は未定ですが、モバイルアプリケーション、法人向けサービス、観測用センサ・レーダーの開発等のいずれかの部署に配属予定です。社内には沼津高専の出身者はいないそうですが、高専卒、高専から大学編入し学部・院卒で就職された方が複数人います。  採用面接等で高専在学中に学んだことやエピソード等を聞かれることが何度かあり、就職活動では高専卒のバックグラウンドが有利に働いたと感じています。

## その他(内定先の会社からの、高専生向けコンペの案内)##
 内定先の会社から、同社が関わる財団法人主催の高専・高校生向けの気象観測機器にコンテストの紹介を頂いたため、資料を添付いたします。一次審査締切が2022/09/02ですが、一次審査の段階では計画書の提出でよいそうです。今のところ、沼津高専からの参加はゼロです。いわゆる気象用レーダーだけでなく、自律型ドローン・ロボットや画像解析等も対象となるそうです。恐縮ですが、興味のある学生がいるようでしたら紹介のほどよろしくお願いします。

また、大学院生となった今でも連絡を取ったり、飲みに行く機械工学科の友人も数名います。学業・就職活動だけでなく、プライベートの面でも、高専で過ごすことができて良かったと思います。

以上、近況報告とさせていただきます。