【設計と生産・管理】
科目 内容
図学
図形の性質や量的な関係をしらべる幾何学(geometry)という学問があります.
現代では様々な数学の分野に発展していますが,元来,幾何学という言葉はgeo(土地,地球) + metrein(はかる)という言葉から成り立っており,古代のメソポタミアやエジプトで土地を測量したり,建物の角に正確な直角をつくる作業したりする人達の仕事を言い表す言葉に由来する学問です。
幾何学はとても古い学問ですが,カーナビゲーションシステムや,コンピュータを使った機械の設計等,現在でも幅広く利用されている学問でもあります.
図学を通して図形を描く基礎である幾何学を学んでいきます.
機械工作法T・U
私たちの身の回りは沢山の自動車から携帯電話まで大小、色々な機械や機器があります。
これらの機械は小さなネジから、大きなエンジンまで数多くの部品から成り立っています。
現代では多種多様な部品を大量に作る必要があるため、様々な機械が利用されています。
この機械をつかった『ものづくり』を機械工作と言います。機械工作法の講義では材料を型に流し込んだり、接合したり、削ったりする各種の方法を学びます。
機械を設計するとき、その部品が実際に製作できるかどうか判断できなければ、機械の設計は出来ません。
いかにして『ものづくり』をするかが分かっていてこそ、能率的で機能的な機械の設計が出来るのです
機械設計法T・U
私たちの生活は、家電製品から自動車まで、いろいろな機械に取り囲まれています。
しかし、それらの複雑な機械を分解してみると、ネジや歯車のように、同じ役目を果たす部品がたくさん使われていることがわかります。
それらの部品は”機械要素”と呼ばれ、「力学」、「材料工学」、「加工学」、「電気・電子工学」などの知識と技術から作られています。
授業では、まず、いろいろな機械要素を理解し、それと共に、JISなどの工業規格や、安全設計の考え方、製品の値段のしくみなど、設計の基本となる知識を学びます。
「機械設計法」とは、いろいろな知識を結び付けて、新しい機械を、より効率的に作り上げる、総合的な技術なのです。
応用数学B
準備中
機械設計製図
T〜X
『図面』は各国で細かなルールの違い(方言といっても良いかもしれません)はありますが,万国共通に正確な情報を伝えることができる『ことば』です.
機械設計製図ではこの『ことば』を学びます.
機械工学科では5年間,製図の学習をします.
1年生では簡単な図形の読み描きを,2年生では文法にあたる製図の規格を覚えます.
さらに3年生になると,自分で描いた図面から実際にものを作ります.
情報が正確に伝達出来たかどうかは,できあがった機械が証明してくれます.
4年生,5年生ではさらに複雑な機械を設計し,製図を描くことで『図面』という『ことば』をより深く理解することが出来るようになります.
『図面』を読み,描き,そこから新たな創造をする力をみにつけるのが設計製図という『語学』なのです.
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