【運動と振動】
科目 内容
機構学
回転を伝達する歯車機構、原動節から従動節へいくつかの組の歯車を順次かみ合わせ回転数を増減させる歯車列、木ねじから精密ボールねじまで用途が多いねじ機構、遊園地の遊戯施設にも応用される間欠運動機構、土木重機などと関係のあるリンク機構、自動車エンジンなどに採用のカム機構などは、我々が周辺で見かける機械の主要構成要素です。一見複雑そうに見える機械も、分析すると特定の法則に基づいた運動系より成り立っています。この科目では、それら機械運動系の構成要素を明らかにして、機械の開発設計・製造・保守の基礎を学びます。
工業力学
機械は複雑な運動をする物体の「かたまり」です。
しかし、複雑な運動をしているようでも、ひとつひとつの部品として考えてみると、物理現象(理科)として説明することができます。
物理で学んだことを応用して力学として捕らえ、今後の機械工学科で学ぶ科目の基礎となるのが「工業力学」です。
応用物理T・U
力と運動についてまとめた学問を力学といいます。力学は,自然界のあらゆる現象に深く関わっていて,科学・技術を学ぶ者にとって,もっとも重要な基礎学問のひとつです。3年の「応用物理I」では,1年のときに一般科目の「物理」で学んだ力学を,数学の知識を使って整理します。物理学は,力学を基礎として,熱力学,電磁気学,波動,量子力学などの諸分野に展開していきますが,4年で学ぶ「応用物理U」の前半は,主に実験をしながら,すこし進んだ物理学の諸テーマについて学び,後半は電磁気学の基礎を学びます。こうして,物理や応用物理の科目を学ぶと,無数の複雑な法則から成り立っているように見える自然界には,実は,数少ない「基本法則」があるのだということが理解できるでしょう。
振動工学
機械、橋および建物の振動特性を解明すること、防止する方法が学べます。
質量・ばね・減衰器などの要素を用いて実機をモデル化して、振動現象を明らかにします。
現代物理学
アインシュタインの相対性理論,原子や分子のようなミクロの世界を説明する量子論,というのを聞いたことがあるでしょうか? これらの理論は今からおよそ100年前に考えだされたものですが,現在ではその確かさは高い精度で実証され,最先端の科学技術の基礎として欠かせないものとなっています。本講義では,4年生までに学ぶ物理を基礎として,これらの理論の 初歩を学びます。
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