前日に自転車を決めたとき、身長の低い僕はGIANTに乗ることになった。GIANTは練習の時によく乗っている自転車だったので少しうれしかった。しかし、ふだん乗っている自転車だったので僕自身も安心してチェックをしていなかった。これがいけなかったらしい。
当日の朝自転車に乗り森田さんのグループで走っていたとき、ついていけるか不安だった。しかし、それ以上に途中からガタガタと音を出し始めたGIANTが不安材料だった。音がするのはローラー台の時も同じだったのでそれほどでもなかった。しかしその状態で少しの間走っていると今度は後輪が道路を横滑りするようになった。トラックが真横を走っていた時はドキドキしながら走っていた。信号が赤になり森田さんに伝える事ができた。
コンビニで、パンクしている上に後輪の振れが大きいこと、またそれに危険が伴って乗せられないといわれた時、始めのうちは少しがっかりした思いだった。が、後から考えると納得である。
CSCでは借りた自転車を使っていたが、先輩方はどうして8〜10周も走れるのだろうとずっと思っていた。同じ学年の人でも6周走った人もいて、まだ努力が足りないと思った。ちなみに僕は5km×5、4km×1で29kmだった。
帰りの車の中では寝てしまったが、帰りも自転車で走っている人もいるんだなと後になって思う。なりよりも心に残ったコーチの言葉は「自転車は人の命を乗せて走っている。だから、自転車の整備はしっかりしなければならない。」ということだった。これから先輩方に自転車の整備を教わり、自分の自転車を持った時、事故を起こさないようにしたいです。