心拍計で何を知る必要があるのか.
ここが大事だ.
これからのトレーニングは運動強度(きつい具合)を心拍数で管理する.
その日のトレーニングは
「この心拍数でやるべし」
と今後は指示が行くことになる.
となると,我々は,心拍計を使っていま自分の心臓がどれだけ動いるかまず知り,その心拍数が目的の心拍数になっているか判らなければならない.
たとえば,外周をそれなりの速いペースで走るスピード練習をするとしよう.このとき
「英児は走っている間,165〜170bpmになるようなペースで走れ」
(bpm:bit per minutes,一分間に何回心臓が動いたか,という単位)
と私が指示した場合,英児はこの心拍数になるうに,腕にある心拍計を見ながらスピードを上げたり下げたりして165〜170bpmになるように走るわけだ.
LSDペースだったら心拍計を見る余裕は十分あるだろう.しかし,スピード練習やインターバルトレーニングではきつい練習をするわけだから,心拍数を見る余裕がどうしても無くなってしまう.
で,心拍計にどんな機能が必要か,ここではじめて話をする.
たとえば,さっきのインターバルトレーニング,目的の心拍数(これをターゲットゾーンと呼ぶ)になるとアラームがなる「ターゲットゾーン設定機能」があればいちいち心拍計を見なくてもすむ.アラームを練習中鳴らしつづければ,その日のトレーニングは目的を達成したといってもいい.この機能は最低限必要だ.
あとはいろいろ機種によって機能はさまざま.
・ コンピュータにデータが保存できるもの,
・ 自転車につけるためのキットを買うと,車速も測れちゃうもの
・ 消費カロリーが判るもの
などなど,負荷価値はいろいろあるけど
絶対必要なのは「ターゲットゾーン設定機能」,
あればいいものとして「コンピュータ ダウンロード機能」「自転車車速計測機能」かな.
具体的に何を買えばいいのか?
たとえば今僕が使っているキャットアイの「MSC−2DX」,上位機種の「MSC−3DX」,心拍計のトップブランド,ポラールのSシリーズ「S210」などがいいかもしれない.
どうしても1万円以上してしまう.場合によっては2万円以上してしまう(ポラール製品はとくにそう).値段から言ったらキャットアイが無難な選択だと思う.
島田はポラールを買うつもりでいると聞いたよ.