まずは,話をしてくれた仲原さんについて.
今年で65歳(!!びっくりした)なのに,現役アスリート.
競技歴18年という,日本でトライアスロンをはじめた人たちの一人だというのです.
(ちなみにハワイのアイアンマンは今年で21回目?だったと思うが,
それを考えると,競技ができあがった頃からこの人は,はじめていることになります.)
彼の話の中には,城本,中山など,
現在のトライアスロンのコーチや中核をなす方々の名前が出てくるではないですか.
まったくすごいじーさんです.
「最近短い距離はだめだ」
といって,ロングばかり出ているとか.
すごすぎる.
このような経験,記録などに加え,仲原さんの人柄の良さからなのでしょう,
周りの人にお願いされて,今から13年前に彼を中心に作ったのが,
「沼津トライアスロンクラブ(以下沼津TC)」
だそうです.
それから,
にたようなクラブが県内各地にできるようになり,
それらチームが所属,運営しているのが,
「静岡県トライアスロン協会」だそうです.
できたのは,平成2年だそうで,組織としては比較的若い部類に入るものと思われます.
ですから,現在多くの部分で,組織の改善を行っているそうです.
(たとえば,県体育協会への加盟など)
県協会の主な業務は,
県内大会の主催,
県内選手の強化指名制度,全日本大会への推薦制度.
普及活動
などがあげられます.
県内大会は,年間8回開催され,
これは県別開催数で比較すると,多い部類に入るとのことです.
この大会の中でも,
たとえば,今度行われる千本浜での大会は,ビキナー向け,
浜名湖競艇場で行われる「レイクハマナ」はレース志向,
と位置付けを明確にして,参加しやすいように工夫しているようです.
静岡県のレースは抽選によって出場権が決まることが多いのですが,
県協会に加盟することにより,優先して大会に参加できるほか,
成績優秀者には,強化選手の指定や,全日本大会への推薦までしてくれるとのことです.
また底辺拡大,トライアスロンの市民権獲得
などの普及活動に大変力を入れられているようです.
平成15年に静岡国体が開催されますが,
このときに公開種目として,トライアスロンを行うことが決定しているとのことです.
「公開種目は正式種目への第1歩」ということで,
かなり重要視しているようでした.