静岡県トライアスロン協会の登録に関する話し合いについて
沼津高専トライアスロン部コーチ 栗田 顕文
5月29日に静岡県トライアスロン協会(以下,県協会)の現状を聞くため,県協会副会長の仲原 敬一郎様と会談した.県協会の活動内容と登録している県内クラブに関する情報,登録に必要な条件などを知ることができ,非常に有意義な会談であった.以下話し合いの内容を,県協会に参加する目的と合わせて記載する.
日時 :5月29日(土) 13:00〜14:30
場所 :静菱電機(沼津市大岡,仲原様 職場兼住居)
参加者:県協会 仲原様
NCT 栗田,森田
- 我々が協会へ登録する目的
- クラブのレベルアップ
県協会に加盟している各クラブと連絡を取り合って,練習会などを通じてクラブのレベルアップを図る.
- 参加可能大会の枠を広げる
県協会へ登録すると自動的にJTUに登録されるため,全国で行われている大会におおよそ出ることが可能になる.
- 地方の大会は多くの場合,その地域の県協会(県連合)が主催者であるため,参加資格の一つにJTU会員であること,としている場合が多い.
- 県協会の概略
- 設立:平成2年
- 主な業務
- 県内大会の開催(8大会)
- 登録者の強化指定選手制度,日本選手権の推薦制度の実施
- トライアスロンの普及活動
普及活動実績:平成15年静岡国体におけるトライアスロンの開催(公開競技)
- 県協会の活動姿勢 → 常に前向きな姿勢を感じた.
- トライアスロン人口の拡大,トライアスロンの市民権獲得への努力.
マラソンのように市民権を獲得したいため,県協会としては多くの方に興味を持っていただくために,初心者や子供などが参加できる大会を用意している(沼津トライアスロン,富士ちびっこトライアスロン).
- 組織としての体制強化
先日,県の体育協会に加盟したとのこと.他の分野の団体とも交流を深めていくとのこと(例えば水泳など).
- 協会に登録したときのメリット
- 他のチームとの合同練習ができる.
- 県協会が練習会を開催することはほとんど無い.加盟クラブ間で連絡を取って合同練習会を行うことが多いという.
- 例えば,県内最大規模の沼津TC(構成人員約100人)と合同練習を行ってレベルアップ,意識向上ができるのでは.
※ハワイアイアンマンに参加した方の話を聞くだけでもためになるのでは?
- 沼津TCは年間練習として,
- 元旦寒中水泳
- デュアスロン大会(年4戦) 千本浜,CSCなど
- サイクリング 伊豆一周,富士五湖一周
などを計画している.
- 県内大会の出場権を優先的に得ることが可能.
- 県内のトライアスロン大会は,県協会が運営に携わっているため,前述した通りJTUに登録していないと(県協会に登録していないと),原則的に参加できない.
- 県内大会で好成績を残すことにより,県協会から強化選手に指名されることができる.
- また日本選手権などに県協会のサポートを受けて,参加することもできる.
- 県協会の登録に必要なこと.
- 会費
- 10人以上でクラブ登録ができる.
- クラブ単位で登録すると,例えば10人以上20名以下で構成されるクラブの場合,次の会費などがかかる
- 入会金 30000円
- 年会費 20000円
- JTU登録費 一人当たり1000円
- 入会金は別として,20人のチームの場合,一人当たり年間負担額は2000円である.
- ただし4,5年生は大学生と同年代ということで,本来は大学連合に登録する立場にあり,県協会には登録できない.
- よって3年生までで10名以上いないと,県協会にクラブ登録ができない.
- 高専のような特殊な学校の登録は,県協会にとって前例の無いことであるため,県協会は5年生まで含めて10人以上であれば登録できるように,前向きに考えてくださる模様.
- 4,5年生の大学連盟登録関係については,県協会登録関係が落ち着いてから考えるとこにしたい.
- 協会に登録したときのデメリット
- 県協会の運営に携わらなければならない.
- 県協会は,県内各地にあるTCが集まって運営しているため,会合などに出席する「理事」(クラブ代表)を決めなければならない.
- 県協会が行う大会のお手伝い(ボランティア)を,クラブ単位で行うことがある.
コーチの意見
- クラブとして,県協会に登録するべきである.以下その理由を述べる.
- EKIDENがなくなってしまった今,県内でトライアスロンに出場するには,
- 沼津トライアスロン(S:0.75,B:20,R:5) 7/4
- レイクハマナ(浜名湖) (S:1.5,B:40,R:10) 8/22
に参加することになる.
- 両大会とも県協会が主催するため,JTUの登録が参加条件にあるため,県協会(または大学連合)に登録しなければならない.
- クラブのレベルを向上させるためには,他団体との交流は不可欠ではないか?大会や練習会を通して互いを刺激し合いたい.
- 運動レベル,技術レベルの低い選手に対して,練習会および大会において暖かくサポートしてくれるので,高体連の登録とちがい,慎重にならなくても良いと思う.
- 登録料も高くない.
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