専攻科機械・電気システム工学専攻 学生による専攻科研究と専攻科実験の紹介 本文へジャンプ
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研究解説

フレッティング疲労試験のその場観察

1.研究概要・フレッティング疲労とは?

 接触二面間に繰り返し荷重がかかることで、微小な相対すべりが生じることで発生する摩耗現象のことです。
 アルミニウム合金(超ジュラルミン)で疲労強度の1/3程度まで強度が低下してしまいます。
 そこで、本研究ではフレッティング疲労を走査電子顕微鏡に接続可能な疲労試験機を用いてその場観察を行いました。
 

2.フレッティングの概要



3.研究設備


・走査電子顕微鏡
・SEMサーボ
・EDS成分分析装置(特定X線)


4.現在わかっていること
・フレッティングという現象が生じると疲労強度が低下します。
・真空中の方が疲労強度の低下が大きい。
・その結果を右のS-N線図に示します。

5.これからの課題
フレッティング疲労による強度低下を防ぐ方法を探す。
フレッティングのメカニズムを解明する。

 (C) 2009 沼津高専専攻科学生