専攻科機械・電気システム工学専攻 学生による専攻科研究と専攻科実験の紹介 本文へジャンプ
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風洞の設計・製作


小型の低速・開放型風洞を設計・製作しその性能を評価しました。
風洞とは小規模な流れを発生させ人工的に流れ場を作る装置です。流れの中に物体を置くことで、風速分布や圧力分布、力の計測に利用されています。
風洞の性能として、測定部では乱れの少ない一様な流れであることが求められます。

予備知識:流体力学

設計

有限要素法の解析ソフト「ANSYS」を使って、風洞内部の速度分布、圧力分布をシミュレーションしました。計算結果から、拡大部で圧力が低くなり補強が必要であることが分かります。

製作

解析結果の元に図面を描き風洞本体を作成しました。主な材料はダンボール、エッジボード、ガムテープです。PERTを用いて日程計画を立て、スケジュール通り組み立てました。

         完成   

性能評価

製作した風洞の性能評価のため、熱戦流速計を用いてノズル出口で均一な速度分布が得られ、かつ乱れが少ない特性が得られたか評価しました。

感想
「風洞」に対して調査、設計、製作、実験と一連の過程を自分たちで企画しながら進めていくので、とてもやりがいがありました。

 (C) 2009 沼津高専専攻科学生