機械加工で製作した部品を組み立て、エナメル線を手作業で巻いて電磁石を製作します。
◎必要な部品・材料・工具
部品
鉄心(0806)
天板(0807)
外筒(0808)
スペーサ(0809)
ワッシャ(M8)
ナット(M8)
ステンレスなべ小ねじ(M4×10)

材料
φ0.8エナメル線
被覆導線 12cm 2本2色
熱収縮チューブ 10mm 4本
スズメッキ線 少々
細い針金(エナメル線を縛れるもの)
工具
ニッパー
ラジオペンチ
ワイヤーストリッパー
やすり
はんだごて一式
◎電磁石部品を糸巻状に組み立てる

まずスペーサを鉄心にステンレスなべ小ねじで固定します。

次に外筒をはさまずに天板をナットとワッシャで固定すると、糸巻状になります。
◎エナメル線を巻く
次にエナメル線を巻きます。
そのまま巻いてもいいのですが、ここでひと工夫します。
この後外筒を入れるときに天板を一度外さなければならなく、その際にエナメル線が広がってしまうとやり直しになってしまうので、その対策をします。
  
図のように細い針金(ここではエナメル線を使用、スズメッキ線でも可)を糸巻にそって這わせておき、端をセロハンテープで止めておきます。
こうすることで巻き終えた後にエナメル線を縛ることができます。
 
スペーサの内側の穴にエナメル線を通して巻いていきます。
スペーサから出すエナメル線は5cm程度あれば充分です。
できるだけ隙間無くきれいに巻いていきます。
 
200回巻で完成です。(巻数は厳密に数える必要はないです。)
 
セロハンテープを剥がして縛ります。
これなら広がったりしません。(スペーサを外す必要はありません)
◎電磁石を組み立ててコネクタを製作する
電磁石を組み立てます。
電磁石はアングル部品T(0804)に取り付け、一緒にボルトとワッシャで締め付けます。(図面参照:電磁石組立図 draw0801.pdf)

※以下の作業ははんだごてを使用するため、「回路のはんだ付け」・「センサの製作」と同時に進めたほうが効率が良いです。
ここで手順を簡単に記し、詳細は「センサの製作」に記すこととします。

エナメル線を適当な長さに切り、やすりで先の部分のエナメルを剥がします。

被覆導線をはんだ付けし、熱収縮チューブを被せます。
(→参照「センサの製作」)

丸ピンICソケットを用いて2ピンのコネクタを製作して完成です。
(→参照「センサの製作」)
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