沼津高専 専攻科 機械・電気システム工学専攻機械コースの紹介 本文へジャンプ
専攻科研究

 総合システム工学プログラム前半期までに修得した工学技術に関する広範な知識と技術を基に指導教官の下,各自具体的なテーマについて研究を行います.研究は関連する文献の調査し,研究の背景や目的を社会の要望との関連について把握します.同時に,問題解決に必要とされる情報を探し,実験計画の立案,あるいは理論的な仮説を展開します.実験よりデータを集め,結果に対する考察や仮説の実証をし,指導教員との議論を通じて評価し,得られた結果を要約して論文としてまとめ,発表します.

材料力学・材料強度学

アルミニウム合金(A7N01)のフレッティング疲労強度に及ぼすバニシングの影響
Abstract
 
本研究では,実験装置に電磁式超高サイクル疲労試験機を用い,疲労限が繰返し破断回数108回として疲労試験を行いました.またバニシング加工を施した試験片を用いて疲労試験を行い,それがフレッティング疲労強度に及ぼす影響について検討しました.

Keyword

通常疲労,フレッティング疲労,バニシング加工


研究者
鈴木 貴弘


フレッティング疲労試験

変動負荷速度下における脆性材料の破壊強度評価のための確率論的アプローチ
Abstract
 
本研究では,疲労き裂成長則と2母数ワイブル分布に基づき,変動荷重下での脆性材料の破壊を想定したモデルを確立しました.市販のソーダガラス試験片を用いて2段変動負荷速度下の4点曲げ試験を行い,実験結果をモデルと比較し,本モデルの妥当性について検討しています.

Keyword

脆性材料,安定き裂成長則,変動荷重,等価破壊強度


研究者
渡邉 良介

4点曲げ試験

大口径ガスケット付フランジ締結体の密封性能評価に関する研究
Abstract
 本研究では,まず大口径フランジ締結体の変形,ひずみなどの解析を行い,実験により検証を行います.次いで,ガスケット付フランジ締結体を用いた密封性能試験を実施し,ガスケット特性からフランジ締結体の密封性能予測が可能であるかどうか調査します.

Keyword
応力解析,漏えい試験,密封性能,フランジ締結体,大口径フランジ

研究者
小賀坂 暢浩


全面座フランジ

高温におけるガスケットの機械的特性の測定
Abstract
 
本研究ではガスケットの機械的特性(ヤング率,粘弾性特性,線膨脹係数など)および密封特性に与える温度の影響を調査します.測定においては常温から150℃程度の温度域を想定しています.閉止フランジを用いた漏えい特性試験も実施し,昇温時のボルト軸力の変化,漏えい特性の変化などについて調査します.以上の結果を総合して,昇温時のガスケット特性を明らかにし,安全なガスケット付フランジ締結体設計のための基礎資料とします.

Keyword

ガスケット,密封性,変形特性,熱膨張,温度上昇



研究者羽切 大生

昇温試験機


制御工学

工学教材としての利用の簡便性を考慮した小型磁気浮上装置の開発
Abstract
 
近年メカトロニクス分野が大きく成長し,今や機械屋が制御回路やプログラムを扱うことが当たり前になりつつあります.本研究では,教育教材としての使用を目的とした,リニアモータ等に用いられている磁気浮上機構を用いた,小型磁気浮上装置の開発を行っています.機械科で学ぶ強度計算と,ニーズが高まっている制御理論の両方を学習できる教材を目指しています.

Keyword

磁気浮上,教育支援,
PSoC,マイコン,情報開示


研究者佐野 裕樹

磁気浮上装置

工学教材としての利用の簡便性を考慮したDCモータ制御装置の開発
Abstract
 
近年では,電気自動車などが実用的に利用される時代となり,制御工学がより一層の注目を浴びています.一方,本校機械工学科では,制御工学を好まない学生が増える傾向にあります.本研究では,制御をイメージで捉えやすい装置の提供を目的としています.さらにその一環として,オートチューニング機能の追加を検討し,DCモータ制御装置や倒立振子に適用できる方法を模索しています.

Keyword
PID
制御,オートチューニング,制御教育教材,DCモータ,倒立振子


研究者伏見 翔馬

教材用DCモータ制御装置


燃焼工学


MgB2の燃焼合成に関する研究
Abstract
 
本研究では焼結合成法を用いて高純度二ホウ化マグネシウムの合成を行うことを目的としている.今年は,X線回折を用いた定量分析の方法を検討し,合成した二ホウ化マグネシウムを定量的に分析する.

Keyword

二ホウ化マグネシウム,燃焼合成,X線回折,定量分析



研究者望月 翔平

燃焼合成装置


流体工学

人間の後方転倒とエアクッションの静特性に関する研究
Abstract
 
本研究では人間の後方転倒の模擬実験を行い,その運動を分析しました.また,立位から人間が床面に衝突したときの衝撃を吸収するためにエアクッションを用いることを考え,まずその静特性を明らかにしています.

Keyword

空気圧工学,動作解析,衝撃吸収,大変形


研究者:柴野 顕裕

模擬転倒実験

   Copyright (C) 2010 Numazu National College of Technology. All Rights Reserved.